芋焼酎 蕃薯考(ばんしょこう)を飲んでみた【味の評価】

2018/11/26

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芋焼酎 薩摩 江戸上品造り 蕃薯考(ばんしょこう)を飲んでみた。

江戸時代の焼酎を再現した歴史的価値のある焼酎である。
以前飲んだ明治時代までの焼酎を再現した白波 明治の正中(しょうちゅう)とどう違うかも飲み比べて調べてみたいと思う。
香りはあまりしないが例えるとシソっぽい香りが本当に僅かにする。
味は酸味寄りでその後に辛さが来る。辛さはそれほど強くはない。甘さは控えめだ。
そんなに強い酸味ではなく酸味よりという感じである。何杯か飲んでいるうちにこれは気にならなくなった。
飲んだ時パアーっと広がる独特の上品な香りがする。その後シソっぽい香りもやってくる。
香りは上品な感じがするがそれほど華やかというわけでもない。素朴で和風な焼酎である。
現代のフルーティーな焼酎が苦手ならこの蕃薯考をオススメする。苦味寄りで甘さ控えめな焼酎で美味い。
明治の正中とは全く違う味である。明治の方が甘くコクが強く現代に近い味である。
蕃薯考は甘さ控えめで大人しくて美味い。
蕃薯考はかなり大人しく普通な焼酎であった。現代の焼酎は江戸からかなり進化していると考えられる。
熱燗にすると香りが強くなり甘みが強くなった。
常温がオススメである。
ちなみに菱形のラベルに書かれた謎の文字。なんと書かれているのかメーカーに問い合わせてみた所「蔵」という文字だとわかった。
薩摩酒造には明治蔵という明治時代から続く蔵があり、いにしへの風情と匠の技を伝承する蔵という意味を込めてラベルに記したとの事。
印も印相体に近い書体で明治蔵と書かれている。
昔の焼酎というのは時代の流れや焼酎の進化によって失われてしまうので、美味い焼酎は伝承していかなければならないのだろう。
こういう事も踏まえて飲んでみると美味いものだ。
江戸明治現代を飲み比べると現代になる程フルーティーになっていってる気もする。

芋焼酎 魔界への誘い 紫ラベル 綾紫を飲んでみた【味の評価】

2018/11/21

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芋焼酎 魔界への誘い 紫ラベル 綾紫を飲んでみた。

魔界への誘いの綾紫は二種類あるようで、黒ラベルと紫ラベルがある。
今回は限定品の紫ラベルである。
黒ラベルは以前飲んだのでこちらをどうぞ↓
higajoukun.hateblo.jp
紫ラベルが「魔界への誘い 綾紫」で黒ラベルが「綾紫 魔界への誘い」と書かれている。よくわからないが飲み比べもしてみる。
香りは濃厚で奥深く仄かにフルーティーな感じの香りである。
味は苦味が強く辛さもそれなりに強く美味い。甘さ控えめだ。そしてそれに合わせて酸味もそれなりに強い。
後味には辛さと苦味が残る。
キレは普通か少し控えめだ。辛さがあるのでキレはあるように感じる。
やはり綾紫はどの焼酎でも美味い。
苦くて辛い焼酎がすきならオススメである。
黒ラベルの綾紫は大人しくどっしりとしていてざらつきもあり渋く苦味が強い。辛さもそれなりにある。
確実なのは紫ラベルのほうがフルーティーで甘みがあり華やかである。そして軽快である。
両者パッケージデザイン通りの感じである。
一応味は違うようである。(黒ラベルは開栓後七ヶ月放置していたので熟成された可能性もある)
黒ラベルは以前飲んだときは渋すぎて好きになれなかったのだが、焼酎を色々飲んでいると渋い焼酎が好みになってきた。なので今は黒ラベルのほうが好みの味である。
でももしかしたら同じ味かもしれない。初心者にはほとんど同じに感じることだろう。
熱燗にするとフルーティーな香りが強くなった。
甘さも強くなり甘辛になった。常温がオススメである。
紅はるか 魔界への誘いと比べると、紅はるかは綾紫よりフルーティーで、綾紫は紅はるかより苦味が強い。
紅はるかは甘みが染み込むようにやってきて美味い甘みである。
甘味が苦手なら綾紫がオススメだ。

純米焼酎 白岳 しろを飲んでみた【味の評価】

2018/11/19

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純米焼酎 白岳 しろを飲んでみた。

香りは透き通った爽やかな香りである。まあ米焼酎の香りである。
味はコクが程よくあり透明感のある清涼感のある味である。
その中にも落ち着いた地味な渋い趣もあり味わい深い。
辛さも程よくありキレが良く引き締まっている。
奥深さは普通ぐらいだろう。
後味には苦味が残る。それは長く続き余韻を感じられる。
まあ普通な焼酎で癖のない焼酎で初心者にも飲みやすい。
パッケージデザイン通りのシンプルな味である。
熱燗にすると透き通る香りが強くなり苦味が強くなった。
辛さが控えめになり飲みやすい。ただし喉に辛さはやってくる。
好きな方を選ぶとよいだろう。