完全ランダムは存在するのか。
この世界には完全なランダムは存在しないとされている。
なぜならランダムになる法則を解明してしまえばランダムではなくなるからだ。
どんなものであっても解明してしまえばランダムとは言えなくなる。
この世界には完璧なランダムは存在するのだろうか。
ランダムという概念は人間の頭の中に存在するが、実際この世界は全てに構造があり構造を解明すればランダムではなくなるのだ。
解明すると謎が謎じゃなくなる。解明とはなにか。
ランダム性とは対象が謎であることが重要である。
483853295859308という数字があったとしよう。
どういう法則でこのランダムな数字などが出ているのかわからなくて謎だからランダムだと言えるのだ。
この数字は私が適当にタイピングした数字であるが、私の精神状態や脳神経や指の位置など様々な事を解明すればどうすればこの数字になるかわかるのである。その時ランダム性は失われる。
我々がもっと高知能生命体でありこの世の謎が解明しやすい性質だった場合ランダムは存在しないと思えてくるかもしれない。
全知全能の神にとってはもはやランダムは存在しないと言えるかもしれない。
要はこの問題は決定論的カオス理論の話でもある。
量子の不確定性もそのうち解明すれば確率など存在しなかったことになる。神はサイコロを振らないや不確定性原理の破れの小澤の不等式などもある。
全知全能の神は全知全能なので矛盾も完全なランダムも知っているし実現できる。
要はラプラスの悪魔のことである。
どういうものかはわからないが完全なランダムが作れるし知っているのだ。
だが完全なランダムについて知っているのに完全なランダムであるというのはおかしな話である。矛盾する。
完全なランダムとはどういうものか知られてはいけないものである。
しかし神は知っている。謎である。
謎を解明すると謎は謎じゃなくなる。
そもそも解明とはどういうものなのか。
これも謎である。
解明とは自然の流れであり構造体の流れであると考えれば全ては決定されていると言える。
この世界にはどんなものでも構造があり構造が分かればどうなるかわかるのである。
知らないという事も自然の流れであり構造の流れである。
全ては構造次第である。
とりあえず関係する数年前の記事を見つけたのでリンクを貼っておくことにしよう。
シュレーディンガーの猫の開けてみないとわからないという点は解明してみないとわからないという点とつながる。
量子の世界なら解明できるのだろうか。
解明とは知る事でもあり観測でもある。
その観測自体が何なのかよくわからない。
単なる自然の流れだと思うが。
完全自由空間なら神が知っているのに完全なランダムというのが有り得る話なのだが。
最後に一言。まだ全ては脳内の出来事でしかない。
コメントを残す