beyerdynamic過去の遺産 DT880 E/32をひさしぶりに聴いてみた【ヘッドホン音質レビュー・オーディオ】

2024/07/28

beyerdynamic過去の遺産 DT880 E/32をひさしぶりに聴いてみた。

過去に愛用していいたDT880をレビューしてみたいと思う。
2010年頃に購入。当時3万円ぐらいであった。定価は4万近い。
かなりエージング済み。

スペック

再生周波数帯域 5~35,000Hz
インピーダンス 32Ω
感度 96dB

音質

音質は音圧が高い。
エネルギッシュで電気的。だが低音が少し弱い軽い音。
基本的に解像度は高くない。
高音域が強いドンシャリ型。スペック的に少し高音域が鳴らし切れない。
低音はあまり出ないが普通。重低音はまず出ない。
開放型(セミオープン)なのでかなりクリア。
バランスは全体的に良く聴きやすい。
どっちかというとカマボコではなくドンシャリ。
金属的なキラキラした高音域がよく出ている。
この価格帯でポテンシャルは解像度以外はかなりある方。
だがもはやハイエンドモデルではない。過去の遺産である。


AKG K712 PROと比べると高音域がクリア。
解像度はK712の方がかなり高いし滑らかでマイルド。かなり細かく繊細な音。
K712はソースに忠実なのか質感までそのまま出ているのでこもった曲はこもったまま。
エネルギッシュなのはDT880。圧倒的。ただし質感がなく全て開放的に鳴らす。
ただDT880はボーカルとの距離は遠い。音量を上げがちなので迫力があるように感じる。
とにかく開放的なヘッドホンである。
クリアで開放的だがスペック的に超高音域は出ないので若干高音域が伸びないのが欠点。
DT880は解像度もほぼない。平坦的。
とにかくクリアに鳴れば良いという方にオススメ。

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