1万円台のコスパ最強イヤモニ qdc SUPERIORを買って聴いてみた【AIオススメイヤホン音質レビュー・オーディオ・IEM・モニターイヤホン・高解像度イヤホン・インイヤーモニター・DAC・ガジェット】

2025/04/21


1万円台のコスパ最強イヤモニ qdc SUPERIOR(スーペリア)を買って聴いてみた。

今回AIにディープリサーチして1万円台で一番無難なイヤホンを探してもらった。
それがこのqdc SUPERIORである。
eイヤホン店舗などでは1万円台のイヤホンは色々聴いたことがあるが買った事はなかったので今回買って自宅のシステムで聴いて検証してみることにした。

    キューディーシー(qdc) SUPERIOR Vermilion Red [10mmシングルフルレンジダイナミックドライバー搭載イヤホン] 同軸デュアル磁気回路&デュアルキャビティ構造 IEM2pinコネクター採用 ハイレゾ リスニング/モニター/ライブ/ゲーム【QDC-SUPERIOR-RD】

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スペック

ダイナミック型(10mm)1DD
周波数10~40,000Hz
感度100dB
インピーダンス16Ω

オーディオ環境

DAC HIDIZS S9 PRO / USBケーブル okcsc C2T
再生ソフト・アプリ TuneBrowser・HiBy Music
音源 80年代アイドルソング・レコードを1bitDSDで録音したものなど

    S9 PRO ポータブルアンプ ミニヘッドホンdac Type-C USB シングルエンド3.5mmとバランス2.5mm出力Android PC Windows Mac iOSシステム

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音質検証

イヤピには、
ソフトフィットシリコンイヤーピース(S/M/L)
シリコンダブルフランジイヤーピース(S/M/L)
があるのだが、まずは標準付属のMサイズイヤピで聴いてレビュー、その後一番良かったイヤピで比較する。
イヤピのフィット感に関しては問題ない。しっかりしている。ストックも申し分ないぐらい有る。
これだけあればフィットしないということはまずないだろう。
まずは付属のケーブルでアンバランス接続で聴いてみた。
比較するイヤホンは2000円の激安イヤホンCCZ Melody。
エージング済みでリケーブル済みでバランス接続というハンデのある環境との比較。

◆高音域
まあまあボーカルがクリアで出ている。
ポテンシャルはあるように感じる。
1DDらしい鳴り方でシンプル。
BAのCCZ Melodyほど細かいシャリシャリした金属系の高音域というのはそれほど鳴らないがそれなりに出ている。
逆にシャリシャリキラキラした感じがないのでこもった感じには聴こえる。
刺さらないが物足りない。

◆中音域
クリアで明瞭。ボーカルの解像度も明らかに高い。
ソースに忠実な感じがする。
CCZ Melodyは解像度が低いがqdc SUPERIORは解像度が高くクリアで高音域がなかなか出ている。
ただ少し音圧は強い。カマボコ型によく似ている。
だがこれはソースがカマボコなだけかもしれない。原音に忠実であると思われる。
エージングも必要だろう。
ポテンシャルを感じるので後でリケーブルでバランス接続する予定である。

◆低音域
音圧はデカくはないが重低音がよく出ている。
聴きやすいタイトでマットな音質。両方って感じがする。
どことなくリッチな大人な雰囲気が漂う。
迫力よりも繊細さ。

◆解像度・空気感
なかなか高い。というか高い。
空気感とか雰囲気が良く出ていて伝わりやすい。
ボーカルが特に情報量が多くよく伝わってくる。
滑らかでスピード感がある。
粒立ちも良い。

◆立体感
ひとつひとつの音に重厚感がある。
芯がしっかりしている。
ゆえにリッチに鳴らしてくれる。
だが分離感が良くない。
ごちゃまぜで音がそれぞれ埋もれている感じはある。
この辺は高音域のシャリシャリキラキラ感がないからであると思われる。
金属の音がマットで埋もれて弱い。
このイヤホンは解像度が高いが全体的にフラットな印象。
そもそもイヤモニとはモニター向けなのだからそれが当たり前であるが。

◆音場
広い物と比較するとそれほど広くはないがそれなりに広い普通な広さ。
開放感は普通で聴きやすい。
ただ立体感が少し弱いので狭くは感じる。

イヤピを一番良いものに変えてみた

個人的に一番良かったイヤピは、ダブルフランジMサイズ。
これでかなり化けた。

◆高音域
クリアでキラキラ感も鳴るようになり低音に埋もれない。
かなり自然な鳴り方。美音ヘッドホンに近い。
解像度も高い。
超高音域も出ている。これならハイレゾが楽しめる。
そして刺さらない。個人的にはむしろ刺さるぐらい超高音域が欲しいぐらいなので丁度よいぐらい。
CCZ Melodyはシャリシャリで解像度が低い作ったような高音域のように感じる。

◆中音域
同様に解像度が高く更にクリアになって粒立ちが良い。
カマボコは解消され自然な艶のある鳴り方になっている。
情緒的でなかなか良い感じだがあくまでフラットである。
音量はまあまあ上げやすくなった。
CCZ Melodyは音圧が強いので音量を上げにくい。

◆低音域
重低音もしっかりと鳴っている。
それでいて強すぎない。
程よい強さ。
これ以上強いと他の音が埋もれてしまう可能性がある。
程よいのでそこそこウォーム。
CCZ Melodyはモコモコでかなり低音が強い。

◆解像度・空気感
同様に高い。
ボーカルで歌手の気迫も感じられる。

◆立体感
音が埋もれなくなったので明瞭になった。
位置が把握しやすい。
臨場感や空気感はそれなりに伝わってくる。

◆音場
それほど広くはないが普通。
開放型ヘッドホンには負ける。

全体的にバランスが良くなった。
かなり良い感じだ。

リケーブルしてバランス接続してみた


Tripowin Zonie 16 2.5mmにリケーブルしてバランス接続で聴いてみた。

◆高音域
更に細かい高音域が出るようになった。
解像度も上がっている。

◆中音域
少しカマボコ寄りだが許容範囲。

◆低音域
ブーミーで良い感じだ。弾むような低音になった。
他の音も埋もれないギリギリのところで程よい。

◆解像度・空気感
低ノイズでクリーンになった。
かなり滑らかで静か。
ザラザラした感じはなくなって丸くなった。
自然な鳴り方である。
どことなく細かい空気感やニュアンスはなくなった気がする。
空気感はノイズがそれを担っていたのかもしれない。

◆立体感
問題なく明瞭でしっかりしている。
定位が良い。
実在感が有る。

◆音場
広くなった。
リバーブが良く響き聴こえる。

全体的に高音域が良くなり丸くなったのでこちらが好みの音であるが、細かい空気感などはあまり感じられず平凡な鳴らし方。
ケーブルはやはり奥が深い。

総じてかなりコスパの良いイヤホンである。
入門機にはかなりオススメである。
マジのオーオタやオーディオマニアは3万円台以上を買うべきである。
少しフラットすぎる件は他のレビューでもよく言われていることである。
しかしモニターイヤホンとしては最適である。
ただ厳しいが3~4万円のヘッドホンAKG k712 pro-y3には及ばない解像度である。
流石に値段の差が違うのでそこは仕方がないだろう。

    Zonie 16 コアー銀メッキケーブル&SPCHIFIイヤホンアップグレードケーブル (2.5mm-0.78mm2pin, グレー)

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TuneBrowserで最後の曲の終わり時やWAVからDSD切り替わり時に音が途切れる現象の解決方法【PC・オーディオ・再生ソフト・設定・ASIO・キャッシュ・DACバグ仕様】

2025/04/19

WAVやDSDなどサンプリング周波数が違う場合DACによっては切り替えに時間を要する。
その場合曲が切り替わる瞬間に曲が少し途切れる場合があるのだ。
その解決方法の一例を紹介したいと思う。

設定を開く


対象のDACのASIOの設定でデバイス停止時の無音送出(ミリ秒)の数値を4000ぐらいにするか増やす。
これで切り替えが曲が終わる前に行われずに曲が終わってから切り替わるようになる。
おそらく特定のDACの問題とソフトのバグ仕様のためでもあるがソフト側で対応できるのでバグというほどでもない。
こういうところを細かく設定できるようになっている辺りやはり最高の再生ソフトである。

「ミスする自分」との共存 ポジティブ思考VSネガティブ思考どちらが真実で完璧か?【AI解説・仏教入門・瞑想・縁起・カルマの法則・空観・ワンネス・悟り・無常・あるがまま・ヨガ・瑜伽・阿頼耶識・観念・苦手・ネガティブ思考・煩悩即菩提・完璧主義・哲学・スピリチュアル・仏教密教】

2025/04/19

はじめに:「ミスをする」という宿命

人生とは、ミスの連続である。誰もが完璧を夢見るが、実際には失敗と苦手と迷いと自己矛盾が付きまとう。

しかしそれは、「不完全だからダメ」という話ではない。不完全さとは、むしろ成長の余白であり、魂の旅のリアルな足跡だ。密教的視点から言えば、この「迷い」こそが智慧を生む「煩悩即菩提」の素材である。


苦手は克服すべきか?:努力と受容のはざまで

現代では「苦手は克服すべきだ」という価値観が強い。だが本当にそうだろうか?

密教的観点では、個々の「苦手」は前世的カルマの痕跡かもしれないし、魂が選んだ「体験」そのものかもしれない。むしろ克服すべきは「苦手である自分を否定する思考」ではないだろうか。

瞑想の中で、その苦手を「観る」ことができたとき、人は自然にそれを越える力を取り戻す。克服ではなく「昇華」なのだ。


自己中心であるべきか?:個の確立とワンネスのパラドックス

自己中心とは、一般的には悪い意味で使われる。しかし、「自分の中心に立つ」という意味ではどうだろう?

仏教密教では、個の中に宇宙があると説く。曼荼羅とは、外宇宙を象徴すると同時に、内なる自己の構造でもある。つまり、自己中心であることは、ワンネスに通じる正しい「軸」を確立することであり、利己主義とは本質的に異なる。

本当に自己の中心に座したとき、人は自然に他者とつながる。これは「個」から「全」への自然な流れである。


ポジティブ思考 vs ネガティブ思考:どちらが真実か?

ポジティブ思考は素晴らしい。だが、ネガティブ思考にも真実がある。

ネガティブな感情は、無意識(=阿頼耶識)からの重要なメッセージである。密教的瞑想はそれらを無視せず、むしろしっかりと「観る」。嫌な感情、過去のトラウマ、嫉妬、怒り…それらは阿頼耶識に記録され続ける「業(カルマ)」の種子だ。

ただポジティブに考えて蓋をするだけでは、根本的な浄化には至らない。深層に光を当て、「あるがままに観る」ことこそが、真のポジティブであり、悟りの道だ。


阿頼耶識:意識の奥底にある「宇宙のハードディスク」

阿頼耶識(アラヤヴィジュニャーナ)は、大乗仏教、とくに唯識思想における根本的な意識層である。

私たちが普段「私」と思っている自我意識は、実は第六識であり、その下に第七末那識、さらにその奥に阿頼耶識がある。この層には、前世からの記憶、潜在的なトラウマ、集合的無意識、ひいては宇宙的な意識の情報までもが記録されている。

瞑想によってこの領域とつながると、個を超えた智慧やヴィジョンが現れる。ここには、時間や言語、文化さえ超えた「真理の痕跡」が存在している。


観念とは何か?:思考が世界を創るというリアル

観念とは、私たちの内なる思考のパターンであり、世界の捉え方そのものです。仏教や密教においても、「観念」や「イメージング」は非常に重要な要素とされています。

観念には良い面と悪い面があり、それはそのまま私たちの現実に反映されます。ポジティブな観念は人生を前向きにし、内的世界を豊かにします。逆に、否定的で固定化した観念は、自己否定や苦しみの原因となることがあります。

たとえば、「自分にはできない」という観念は、潜在意識にその通りの制限をかけてしまい、能力の発揮を妨げます。一方で、「すべての体験には意味がある」という観念は、困難な出来事の中にも光を見出し、成長へとつなげることができます。

密教では、「観想(ヴィジュアライゼーション)」という実践を通して、意図的に高次の観念を生み出します。仏や菩薩、忿怒尊の姿を内面に観じることで、自らの心の構造を変容させることが可能となります。これはまさに「観念が現実をつくる」具体的な手段です。

最終的には、あらゆる観念すらも手放し、真の「空(くう)」に至ることが究極の解脱ですが、その前段階においては、観念は非常に重要で、私たちの意識進化を支える土台となるものです。


ワンネスと瞑想:観念を越えた先の統合意識

瞑想の深みに入ると、言葉も観念も超えた純粋な「今ここ」に入る瞬間が訪れます。その時、自己と他者、自我と世界、主体と客体の境界が揺らぎ、やがて一つになります。これがワンネス体験の本質です。

ワンネスとは、「すべてが一つである」という真理の直観です。これは理屈ではなく、存在レベルで体感される現象です。
密教においては、大日如来と自分が一体であると観じる「成就観」や、空海が説いた「即身成仏」の教えに通じる境地です。

瞑想によって、意識は観念を超え、阿頼耶識の深層にアクセスします。そこでは、「個」と「全」、「内」と「外」の区別は消え、ただ在るという純粋な気づきが広がります。


結びに:ミスも苦手もネガティブも、すべてが観念を通して変わる

私たちは日々、無数の観念を通して世界を創造しています。苦手も、ネガティブも、ミスさえも、それをどう捉えるかによってその意味が変わります。

だからこそ、「自分を否定する観念」ではなく、「成長と理解へと導く観念」を育てることが大切です。
そしてその観念すらも、最終的には手放してゆく——それが悟りの道であり、自己超越への道です。

あなたが今日抱く観念は、明日の現実を形作ります。
「今ここ」で生まれるひとつの思いが、あなたをワンネスへと導く種となるのです。