麦焼酎 高千穂(たかちほ) 零を飲んでみた。
香りは麦なのに芋のような香りがよくしている。奥深い感じもある。黒麹と全麹仕込みと常圧蒸留のおかげだろう。
ちなみに一応長期貯蔵酒である。
味は甘味がありすっきりしていて飲みやすく、それでいて奥深く味わい深い。しかし龍宝には負ける。
比較的まろやかである。
辛さはかなり控えめである。初心者でもストレートで飲めるレベルだと思う。
苦味は少し控えめであるが後味に少し残り余韻がある。
後味はすっきりしている。
バランスは良いと思うが辛さが本当に控えめなので刺激を求めている人にはお勧めできない。欠点は甘すぎることだ。
ただ控えめだが辛さは一応あり全体を引き締めているのでバランスは良い。これで十分な人には結構辛く美味いだろう。ただし甘い。
一刻者のほうが苦く感じる。しかし一刻者に高千穂のような奥深さはない。
落ち着いた味なのでまったりしたい時にオススメである。結構どっしりしている。
パッケージに騙されて過度な期待はしてはいけない。というかこのパッケージの良さはわかる人にしかわからないと思う。この状態で売られているのだがただの黒いラベルであり商品名がほとんど見えない。がシックな印象が高級感を出しているのだ。よくこのパッケージデザインでOKが出たもんだ。このデザイナーとは気が合いそうだ。瓶の色合いも微妙に緑で渋く良い感じだ。
零とは原点を意味しており全ての光を吸収する黒つまりゼロ(零)を選んだそうだ。
ちなみにフタは平べったい栓である。日本酒によくあるやつである。少し指を入れて上げて側面がギザギザになっているのでひねりながら開けると開けやすい。
封も頑丈でなぜここまでするのか謎である。世の中には店で開けて味見する爺でもいるのだろうか。
高級感の演出か味見のどちらかだろう。或いはスクリューキャップだと劣化するのだろうか。
熱燗にすると辛さが強くなったがあまり味の品質が良くない。変な癖が出てしまっている。
常温がオススメである。
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