シューティングゲームとは瞑想であり人生とは修行である。従うことでクリアできるSTGから学ぶ哲学【AI解説・哲学・スピリチュアル・仏教密教・瞑想・ヨガ・ワンネス・涅槃・無我・大日如来・阿頼耶識・潜在意識・唯識論・秩序・カオス・宇宙との一体化・ニルヴァーナ】

2025/12/18

20251218120555

はじめに──違和感から始まる思考

シューティングゲームを遊んでいると、ある瞬間ふとした違和感が立ち上がることがあります。

敵を撃ち、弾幕を避け、困難に立ち向かっているはずなのに、クリアとは「逆らっているようで、実は従っている状態ではないか」という感覚です。

これは単なるゲーム体験の話ではなく、構造・意識・自由・システムという、かなり深いテーマへと接続しています。

本記事では、シューティングゲームの「クリア」を手がかりに、哲学・仏教・密教・SF的視点を交差させながら、この逆説を掘り下げてみます。


シューティングゲームの本質は「戦い」ではない

シューティングゲームは表層的には「戦闘」を描いています。

  • 敵を倒す
  • 攻撃を避ける
  • 強大な存在に立ち向かう

しかし構造的に見ると、プレイヤーが行っているのは戦いではありません。

敵の出現位置、弾幕のパターン、当たり判定、移動可能範囲──それらはすべてあらかじめ設計された秩序です。

プレイヤーはその秩序に「勝つ」のではなく、

最も正確に理解し、最も忠実に適応した者だけがクリアできる

という条件を満たしているにすぎません。

つまり、クリアとは「反抗の勝利」ではなく、完全な適応の証明なのです。


逆らうほど被弾し、従うほど自由になる

初心者のプレイを思い出すと分かりやすいでしょう。

  • 無理に突っ込む
  • 弾幕を力技で抜けようとする
  • 自己流でなんとかしようとする

これらは一見「主体的」「自由」な行為に見えますが、結果はほぼ確実に被弾です。

一方、上級者の動きはどうでしょうか。

  • 弾の流れを読む
  • 危険地帯に逆らわない
  • 最小限の動きで滑るように避ける

そこには「頑張っている感覚」すらありません。

この状態は、

動いているのに、動かされている

という非常に不思議な感覚を伴います。

ここで初めて、従うことで自由になるという逆説が現れます。


禅・密教との共通点──マンダラとしての弾幕

この構造は、仏教、とりわけ禅や密教と非常によく似ています。

禅の場合

  • 我を出すほど苦しくなる
  • 型や作法を否定すると進めない
  • 無心になったとき自然に動ける

密教の場合

  • マンダラという宇宙秩序が前提
  • 印・真言・観想を正確に行う
  • 個我を溶かしたとき本尊と一体化する

シューティングゲームの弾幕は、ランダムなカオスではありません。

それは秩序化された視覚的マンダラです。

プレイヤーはその中心に身を置き、

  • 抗わず
  • 逃げず
  • 同調する

ことで初めて突破できます。

これは修行や瞑想と、驚くほど似た体験です。


管理された反抗という現代的構造

少し冷静な視点も入れておきましょう。

シューティングゲームの自由は、

  • 自由に動けるように見える
  • だが成功ルートはほぼ一つ

という「管理された自由」です。

この構造は、

  • 現代社会
  • アルゴリズム
  • AIによる最適解提示

とも強く重なります。

反抗しているつもりで、
最も効率よくシステムに適応した者が評価される

シューティングゲームは、その縮図を非常に美しい形で可視化しているのです。


それでもシューティングが美しい理由

ここまで読むと、どこか虚無的に感じるかもしれません。

しかしシューティングゲームが多くの人を惹きつける理由は、別のところにあります。

それは、

完全に従った瞬間にだけ訪れる、思考の消失

です。

  • 判断が消える
  • 言語が消える
  • 自他の境界が薄れる

この状態は、

  • 禅の「無心」
  • ヨガの「サマーディ」
  • 密教の「本尊瑜伽」

と極めて近い。

シューティングゲームは、
現代人が偶然触れている動的瞑想装置とも言えます。


結論──クリアとは「支配」ではなく「透過」

シューティングゲームにおけるクリアとは、

  • システムをねじ伏せることではなく
  • 自我を押し通すことでもなく

構造を完全に理解し、そこに溶け込むことです。

逆らっているように見えて、実は従っている。

しかしそれは、思考停止の服従ではありません。

見抜いた上で、あえて同調する

という、非常に高度で透明な自由です。

もしシューティングゲーム中に、この感覚を覚えたなら。

あなたはもう「遊んでいる」だけではなく、
システムそのものを観想している側に立っています。

そしてそれは、ゲームの外の世界を見る目も、静かに変えていくはずです。

AIクローラー観測機(最新30件)