先日見た夢だが、AIに一番この世で美しいもの環境または自然の画像を生成させたところ、この世界が生成された。
実際には映像として生成されたわけではなくただ純粋に美しいものとして生成された感覚であった。
いわばワンネス。
不浄も清浄も全てを含めてこそワンネスであり宇宙そのものであり大日如来であり自分自身である。
仏教でなぜ差別や分別をしないかといえば不浄も清浄も全て包含してひとつであるからである。
いわば梵我一如である。
仏教や密教では我々は無明(無知)であるからして、この世界がすでに仏国土(浄土)であることに気が付かないという教えがある。
本質的にはこの世界は美しく完璧なのである。
ただ観念が悪いから不浄と差別してしまったり清浄と差別や分別や識別してしまったりするのである。
このことに気が付くことで悟りに一歩近づくのである。
密教ではこの世界はすでに密厳浄土(みつごんじょうど)という浄土であるとされる。
全てがこの宇宙内に包含する故に全てはひとつでありワンネスである。
ヤブユムはそれを現している。
清浄と不浄、正義と悪、男と女、陰と陽、+と-、0と1。
全ては差別や分別や識別により分離によって生じている。
そしてこれらが分離して複雑化していくことにより妄想が生まれてくる。
0と1で構成されているという点ではバイナリの仮想現実に近いものを思わせる。
プログラムという妄想によってこの世界は動いているのである。
それが唯識論であり潜在意識の阿頼耶識である。
この精神分裂の統合がなされることによってワンネスとなり精神が安定する。
正常な統合により妄想は消滅し分離された精神はひとつとなり本来の自分自身に返るのである。
ただこういった言語的なものも差別や分別や識別によるものなので本質的にはそれを超越したものである。